妊娠中の読書におすすめ!私が切迫流産や妊娠高血圧症候群で安静中に読んだ本ベスト5
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こんにちは、あざらしです(=・ω・=)
妊娠中は家で過ごす時間が増えますよね。切迫流産や切迫早産などで自宅安静や入院生活になる人もいると思います。
私も長男を妊娠中に切迫流産による自宅安静と妊娠高血圧症候群による入院を経験しました。トイレやシャワー、食事以外はほとんど横になっているしかありませんでした。当時、妊婦が主人公の小説や漫画を読んで、自分と重ね合わせたり、産後のシュミレーションをしたりして過ごしました。
今回は、私が妊娠中に読んだ小説やエッセイなどマタニティ関連の本を紹介します。妊娠中、思うように体を動かせなくてストレスがたまっている方におすすめです。
予定日はジミー・ペイジ/角田光代
ある日突然妊娠を告げられた妊婦の日記。ひとり驚喜する夫を尻目に、頼りなくも愛おしい主人公の奮闘が始まります。目指すは、天才ロック・ギタリストの誕生日と同じ出産予定日。笑えて、泣けるマタニティ小説です。
子どもをお腹に授かってからの主人公の葛藤や、葛藤していた気持ちが突然開けるシーンなど、リアルな表現がいっぱいです。赤ちゃんを授かる事は素晴らしい事だけど、戸惑う事も、戸惑っている自分がおかしいのかな?と思う事もあります。自分がちゃんと母親になれるのか、子どもを産んでもいいのかという葛藤を、主人公と一緒に感じました。
そういうふうにできている/さくらももこ
ちびまるこちゃんの作者、さくらももこさんによる妊娠判明から命名までをまとめたエッセイ。おもしろおかしい文章で、テンポよく読める一冊です。
他の作品とはちょっと違って、話しにくいような内容もユーモアを交えて描かれています。便秘の時の便との格闘の話などは、思わず笑ってしまいます。不安な気持ちになりがちな妊娠中でも、気楽な気持ちで読めるはずです。そして、一見おもしろおかしく描かれているようですが、初産の妊婦さんにとても参考になる内容でまとめられています。
きみは赤ちゃん/川上未映子
芥川賞作家の出産・育児エッセイです。出産編と産後編に分かれていて、その時々の自分に重ね合わせて読むことができます。つわり、マタニティー・ブルー、出生前検査を受けるべきかどうか、心と体に訪れる激しい変化、そして分娩の壮絶な苦しみ…。妊婦さんが経験する出産というビッグイベントの一部始終が、作家ならではの観察眼で克明に描かれます。
妊娠中は産後編は“予習”として読みました。そして、産後にまた読み返して、「そうそう、わかるわかる」とうなずきながら再読しました。特に産後は、自分だけではないという安心感にとても救われました。
また、帝王切開の体験も書かれているので、予定帝王切開の方や、緊急で帝王切開になった方など、産前産後を通しておすすめです。
マタニティ・グレイ/石田衣良
妊娠してすぐの頃に、本屋で「マタニティ」とつくタイトルのものをたまたま手に取りました。
気の合う夫とおしゃれなマンションで暮らし、編集の仕事も充実している主人公が、予定外の妊娠に葛藤します。仕事や住まい、夫婦関係などが妊娠によって変わってしまう…そのことに直面する主人公の戸惑いや不安がリアルで、読みながら思わずうなずいてしまいました。
この本を読むともやもやしている妊娠生活への不安や、気持ちの整理、自分一人が苦しいわけではないんだ、というポジティブな気持ちになれると思います。
子宮の中の人たち/EMI
作者本人が妊娠した際に思ったことを漫画で描いていて、子宮の中で働く組織たちを擬人化した表現が面白いです。妊娠がコミカルに表現されていますが、妊娠した時に読むと、共感できることばかりで時には笑えて時には泣ける、そんな素敵な本です。
妊娠週数で描かれているので、自分の週数と比較して読めるのもいいし、「子宮の中では今こんなことが起きてるんだ!」と想像できるのも楽しいです。ママになる前の今の時間をとても大切に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
私は、本を読むことで出産への不安を和らげることができ、赤ちゃんの誕生を待ちわびる気持ちが強くなりました。出産すると赤ちゃんのお世話で毎日あわただしくなり、なかなか本を読む時間は取れないと思います。妊娠中に赤ちゃんに会える日を待ちながら、じっくりと本を読んでみてはいかがですか。