職場への妊娠報告の時期や伝え方は?妊娠4週で上司に伝えた時の話
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こんにちは、あざらしです(=・ω・=)
妊娠された方、おめでとうございます。ママやパパ、家族にとって、赤ちゃんを授かったことは、喜びでいっぱいの出来事ですよね。
でも、働く妊婦さんにとっての悩み事の一つが、職場への妊娠報告をどうすればいいかということです。
妊娠初期に重い荷物を運んだり、歩き回る仕事であれば、仕事内容について相談しておきたいですよね。
いつ、どのタイミングで、誰にどんな言い方で報告すると良いのでしょうか。
実際に会社員として働いていた私が、長男を妊娠した時にどうやって報告したのかを振り返りながら、職場への妊娠報告についてまとめました。
職場に妊娠報告する理由
仕事の引き継ぎのため
労働基準法では、産前6週、産後8週の産休が規定されています。合わせてだいたい3ヶ月半休むことになります。さらに、育休を取得する場合は子どもが1歳になる誕生日の前日まで休むことができます。
つまり1年以上、職場を離れることになります。その時に、自分が担当していた業務を代わりにやってくれる人が必要になります。会社としては、新たに人材を確保したり、仕事を分担する必要があります。そのためにも早めのタイミングで会社に報告することが大切です。
妊娠中の体とお腹の赤ちゃんに負担をかけないため
事務仕事やデスクワークが多い場合は出産前まで長く働きやすいようですが、立ち仕事や接客業の方はなかなか難しいです。終日立ちっぱなしで動き回ったり、夜勤があるなど、中には妊婦さんにはきつい仕事もありますよね。
妊娠中に無理して働くと、体の調子を崩す原因にもなってしまいます。早めに妊娠報告をすることで、デスクワーク中心の仕事にかえてもらったり、体力的に負担のかかる仕事を減らしてもらったり、会社側でも対応してくれるはずです。
妊娠報告はいつがベスト?
職場には言い出しにくいものですが、人員確保や仕事の調整、引き継ぎなどの問題もあるので、早めの報告を心がけた方がママにとっても職場にとっても良い結果を生むはずです。
ただ、報告が早すぎると流産した時につらい思いをしてしまいます。早めの報告は、流産の危険性がぐっと減る赤ちゃんの心拍が確認できてからがいいでしょう。
働いている職場の環境や仕事内容にもよりますが、目安としては、胎児の心拍が確認された妊娠6〜8週ごろがベストだと思います。安定期といわれる5ヶ月(16週〜)に入ってから報告する人もいますが、その間は職場に配慮してもらえないので、自分で体調に十分に気をつける必要があります。自分自身の体調や職種、業務内容によって、報告するタイミングを見極めなければなりません。
中には、妊娠初期からつわりがひどくて仕事を休んでしまったり、切迫流産や切迫早産の診断で、自分が考えていたよりも早めに報告することになる場合もあるでしょう。
時期はあくまで目安として、自分の体調、赤ちゃんの状態、仕事の内容などから、自分に合った報告のタイミングを見つけてください。
妊娠報告の伝え方
報告する内容
伝える内容は、現在の妊娠週数や出産予定日、つわりの有無など体調面で配慮が必要なことについて説明します。
また、長時間の立ち仕事は避けたい、夜勤は避けたいなど、仕事内容で要望があれば合わせて伝えます。
報告時には仕事を続けるかどうかも含めて伝えることが大切です。職場では、続けるかどうかが一番知りたいところ。仕事を続ける場合は「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、仕事を続けたいと思っているので産休、育休を申請します」とはっきり伝えてください。
会社によっては、産休や育休を取得した人の前例がなかったり、社内の制度が整っていなかったりすることもあります。上司から自分の意見とは違うことを言われるかもしれません。
意に沿わないことを言われても受け流し、一度冷静に受け止めることがポイントです。法律上は、会社側が妊娠や産休・育休を理由に退職させることはできません。まずは自分自身の意見や考えをしっかりと伝えましょう。
報告する順番
報告の順番は、まずは、直属の上司に最初に伝えるのがマナーです。先に同僚に話してしまって、噂で上司の耳に入ると印象がよくありません。
ただ、普段から特に仲の良い同僚がいる場合は、他の人には内緒にしてもらうことを約束して先に報告してもいいと思います。仲の良い同僚であれば、体調が悪い時にさりげなく仕事を変わってくれたり、フォローしてくれるはずです。妊娠初期に、誰かが状況を知っていてくれているだけで少し安心できます。
直属の上司に報告した後は、同じ部署の同僚や人事部、上司よりも上の職務に就いている社員にも報告します。ただ、すべての人に自分で言う必要はありません。
私の場合は、直属の上司から周りの社員にも報告してもらいました。普段の付き合いも含めて、上司から話してもらう前に自分の口から伝えたい人には、ランチに誘って直接報告したり、メールで伝えてもいいと思います。
逆に、普段からそれほど付き合いがない人や、できれば仕事以外ではかかわりたくない人もいるはずです。そういう相手には自分から言わなくても、同じ社内にいれば自然に話は聞こえていくと思います。お腹が大きくなってきた頃に、相手から話しかけられたら答えるという感じでも私は良いと思います。
報告する手段
直属の上司への妊娠報告は、電話やメールではなく、面と向かって直接伝えた方がいいです。
ただ、上司も仕事で忙しいと思います。相手の忙しい日や時間を外して、事前に「お話したいことがあるので、時間を作っていただけないでしょうか」と、予約を入れるとスムーズです。報告前にこう言うことで、上司も「もしかしたら…」と、ある程度察してくれて妊娠報告を受ける心の準備ができるかもしれません。
普段の仕事するフロアには同僚もいると思うので、別室に移るなどゆっくり2人で話せる環境で報告するのがいいですよ。
実際に私が妊娠報告した時の話
私が長男を妊娠した時は、7年勤めた会社で正社員として働いていました。仕事内容は、紙媒体の記者で、車を運転して外に取材に行ったり、会社でパソコンで記事を書いたりです。業務時間は朝9時から夜8時頃までとわりと長めでした。
日中は取材がなければ自分で休憩できる裁量はありますが、編集や校正作業があり仕事が終わる時間は決まっておらず不規則な生活でした。長時間、外で動き回ったり、屋内でも立ちっぱなしということも少なくありませんでした。
妊娠する前から、妊婦にはきつい仕事だと感じていた私は、妊娠がわかってすぐの4週の時に直属の上司に報告しました。検査薬で陽性反応が出てから病院に行って検査しましたが、まだ心拍が確認できていない時期でした。上司に報告することに抵抗がありましたが、繁忙期を控えていて夜遅くまで残業が続く時期だったため、深夜残業の回避と担当の変更や仕事内容の見直しを含めて報告と相談をしました。
社内に人が少ない時間帯を狙って、上司が机に座っている時に「相談があるので、少しお時間いただけませんか?」と話しかけました。「ここで大丈夫?」と聞かれたので、「他の部屋だと助かります」と行って、別室に移動して話しました。
「実は…妊娠しました。今はまだ4週目なんですが、病院に行って検査もしました。まだ報告には早いですが、来週から繁忙期なのでその前に相談しようと思いました。ご迷惑をおかけしますが、仕事は続けていきたいです」と伝えたところ、「おめでとう!体調第一でこれからのことを相談しましょう」と言ってもらえて、ほっとしました。
相談した結果、深夜残業は回避してもらい、外での取材も減らしてもらってしばらく様子を見ながら仕事をすることにしました。同じ部署の同僚への報告は、心拍確認後の6週以降にお願いしたんですが、「妊娠初期の今が大事で、無理はさせられないから、周りの理解も必要だ」と言われ、5週目に入った時、打ち合わせの際に上司から同僚にも伝えてもらいました。
私の場合は4週と本当に早い時期の妊娠報告だったんですが、妊娠期間中を通じて周りに配慮してもらえたおかげで無事に出産できたと思っています。
妊娠報告した後も、体の変化や病院で注意されたことなど、タイミングを見て状況を報告しました。初期に切迫流産で病院から自宅安静を指示されたり、中期には妊娠高血圧症候群で再び自宅安静、そして後期には入院したりと、妊娠中は本当にいろいろなことがありました。その度に上司に相談して対応してもらうことができました。
妊娠中、母性健康管理指導連絡事項カードを使って仕事を休んだ話はこちらです。
まとめ
職場への妊娠報告のタイミングや伝え方を紹介しました。妊娠中は職場に迷惑をかけてしまう…と気にしてしまう妊婦さんも多いと思います。でも、赤ちゃんを守るためにも、周囲の理解とサポートは不可欠です。
私は妊娠4週での報告でしたが、早めに言って良かったと思っています。体調が悪い時や妊娠中のトラブル時にすぐに対応してもらえるように、早めに報告することがおすすめです。
そして、妊娠中はママと赤ちゃんにとっても、職場にとっても最適な働き方を見つけてくださいね。