あざらしのおうち

1歳と0歳の男の子ママが子育てで悩んだことや体験したことを紹介

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妊婦健診でお腹の赤ちゃんが大きめと言われたら?出産に向けてママにできること

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こんにちは、あざらしです(=・ω・=)

 

 妊娠中、妊婦健診で確認される赤ちゃんの大きさ。医師から「大きめ」「小さめ」言われたことがある人もいると思います。

私も長男を妊娠した時に、「赤ちゃんが大きめですね」と言われていました。

「大きめ」「小さめ」にはどんな意味があるのか、妊娠中にママにできることはあるのか。

実際に、長男を妊娠中に「大きめ」と言われていた私の体験をもとに、気になることをまとめてみました。

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赤ちゃんの大きさの測り方

特定の部位を測って推定体重を算出する

 赤ちゃんの大きさは、妊婦検診時の超音波検査で調べています。体のいくつかの部位を測定し、その値を決められた計算式に当てはめて算出したものが推定体重です。

この計算式にはいくつかあり、施設によって取り入れている式は異なるようですが、多くの場合は、赤ちゃんの頭の横幅(BPD)、太ももの骨の長さ(FL)、おなか回り(AC)、または横断面積(FTA)で計算されます。

 

誤差が生じることも

  推定体重は、赤ちゃんの頭や体の断面を測って出しているので、医師の計り方や赤ちゃんの向きなどによって大きさが変わります。

たとえば、ゆで卵を思い浮かべてください。真横に切るか、少し斜めに切るかで黄身の大きさが変わりますよね。それと同じです。

実際の体重は推定体重と比べて±10%の誤差があると考えた方がいいみたいです。

 

どうして赤ちゃんの大きさを調べるの?

 妊婦健診で行われる超音波検査では、ママの子宮や卵巣の状態、胎盤の位置などをチェックするだけでなく、赤ちゃんの発育や器官のトラブルがないかをチェックします。

中でも赤ちゃんの大きさは、発育状態を知るための大事な情報です。最初に説明した、BPD、FL、ACなど体の部位を測って推定体重をだし、週数に応じた平均値と比べて大きくはずれていないかを確認します。また、大きさを調べることで、赤ちゃんや母体のトラブルを早期に発見して、必要な治療をすることもできます。

 推定体重は妊娠20週くらいから測り始める病院が多いようで、健診で赤ちゃんが「大きめ」「小さめ」と言われるのもこの時期から。標準の範囲内でも、医師が「赤ちゃん、大きいね」と言うことがあるので、気になる場合は確認してみましょう。

 

「大きめ」「小さめ」は何か問題になるの?

 

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 上のグラフは「胎児発育曲線」というグラフで、おなかの赤ちゃんの発育を見るものです。週数ごとに、何gくらいに育っていれば「順調」なのかを、このグラフで見ていきます。

 上下の線の部分は標準範囲で、上の線に近ければ「大きめ」、下の線に近ければ「小さめ」ということになります。この範囲内であれば「大きめ」「小さめ」と言われても、赤ちゃんの個性であり、基本的に心配はありません。また、一度の測定で「大きめ」「小さめ」だったとしても、次の健診で順調に成長していれば問題ありません。

 病院によっては、赤ちゃんの推定体重がこのグラフ上のどこにあたるのか、検診時に見せてくれる場合もあります。私が通っていた産院でも毎回グラフを見ながら教えてくれました。

一方で、問題がなければ特に伝えない場合もあるので、わからないときは健診で聞いてみるといいと思います。

 ちなみに、この胎児発育曲線は、母子手帳に載っています。母子手帳の後半部分で、妊娠中の過ごし方や注意点などの読み物とともに掲載されていることが多いようです。

ちなみに私が持っている母子手帳にはP63に載っていました。ぜひ一度チェックしてみてください。

 

体重以外でも「大きめ」「小さめ」と言われることもあるの?

 推定体重を測るときに必要な、頭の左右の幅やおなかの横断面積、大腿骨の長さについても「大きめ」「小さめ」「長め」「短め」と言われる場合があります。

「頭が大きめだね」「脚が長いね」と言われても、医師が妊婦さんとコミュニケーションをとるための一言で、推定体重と同様、標準の範囲内でのことがほとんどのようです。

私も長男の妊娠中に健診でよく医師から「頭が大きいね」「脚が短めだね」などと言われて、その度に心配になっていましたが、出産時も成長した今でも特に問題はなかったです。

 頭やおなかの大きさについては、週数に応じたサイズに成長しているかを計測しています。標準の範囲からはずれて大きい、小さい場合は、超音波検査でより丁寧に長さを測ったり、形を調べたりしてトラブルがないかをチェックします。

 

赤ちゃんが「大きめ」と言われたらどうする?

ママやパパの体型や出生児の体重を確認

 おなかの赤ちゃんの体の大きさは、両親の体の大きさに関係している場合もあります。ママかパパのどちらか、または両親が大柄だったり、今は平均的でも出生児の体重が大きめだったりすると、赤ちゃんも大きめになる傾向があるそうです。

 

糖分のとりすぎや体重増加に注意

  両親の体型などに思い当たることがなく「大きめ」という場合は、ママ自身が体重を増やしすぎないように注意しましょう。

 標準の範囲内で「大きめ」と言われても多くは問題ありませんが、妊娠糖尿病になると、赤ちゃんが4000g以上ある巨大児になる恐れがあります。産院で指導されている体重増加よりも大幅に増えている場合は、妊娠糖尿病予防のため、それ以上増やさないように注意してください。それほど増加していない場合でも、甘いものなど糖分のとりすぎに気をつけながら、適切な体重増加を心がけましょう。

私も赤ちゃんが大きめだと何度も言われて、妊娠糖尿病の検査を3回も受けました!結果はいずれもセーフで入院にはなりませんでしたが、もともと肥満妊婦だったことから、常に食生活や体重管理には気をつけるように指導されていました。

 

体重増加が気になる方はこちらの記事も読んでみてください。

 

www.azarashi-house.com

 

エックス線検査でママの骨盤を通れるか確認

 赤ちゃんが大きめだからといって、お産や産後に大きな影響はありません。ただし、赤ちゃんの大きさに比べて、ママが小柄で予定日近くの検診時に赤ちゃんの推定体重が大きい場合は、骨盤を通れるかどうかX線検査で確認することがあります。

 私も最初の妊娠で、予定日の2週間ほど前の健診で推定体重が3300gと言われ、「このままだと4000gを超えるかも!?」「頭が大きすぎて出て来られないと帝王切開!?」と、とても不安になりました。それ以前の健診でも7ヶ月頃から常に「1、2週間分くらい大きいね〜」と言われていてずっと気になっていました。

医師に不安な気持ちを伝え、「無事に産めますか?」と相談すると、X線検査をしてくれました。私の骨盤と赤ちゃんの頭の大きさを確認すると、自然分娩可能ということがわかって、ほっとしました。

 

 ただ、どれほど大きく産まれてくれるのかは、実際に産まれるまではわからないので出産までは不安でした。とにかく早く産みたくて仕方なく、正期産の37週に入ってからは陣痛を促す方法をいろいろと試していました。

 結果的に、長男は予定日の1週間前に3300gほどで産まれました。陣痛から出産まで9時間という初産にしては比較的早い方でしたが、最後に赤ちゃんがうまく出られずに吸引分娩になりました。

出産後に助産師さんに「赤ちゃんが大きいから吸引分娩だったね」と言われたので、大きめだったことも関係あると思います。

吸引分娩だからといって特に問題があるわけではなかったし、生後8ヶ月を過ぎた長男は元気に成長しています。長男の場合は、産まれてからの成長は逆にゆっくりで標準の範囲内で小さい方です。それも赤ちゃんの個性だと思って受け止めています。

 

まとめ

 妊婦健診で赤ちゃんが「大きめ」「小さめ」と言われると気になってしまう人が多いと思いますが、大きさも赤ちゃんの個性であることが多いです。標準の範囲内であれば心配することはありません。

不安なことは何でも医師に相談して、食生活や体重管理に気をつけたり、検査をしてもらったり、少しでも気持ちを楽にして出産に臨んでくださいね。