あざらしのおうち

1歳と0歳の男の子ママが子育てで悩んだことや体験したことを紹介

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産後に頭皮のイボの手術をした体験談

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こんにちは、あざらしです(=・ω・=)

 

  私は長年、頭皮のイボに悩まされてきました。頭のてっぺんにイボがあったんです。ずっと気になっていたし、目立つ位置だったので人に見られると恥ずかしかったです。

 

今回はイボがあって困ったことや、産後に形成外科でイボを手術した時のことを振り返ってみます。

同じように悩んでいる方に向けて、少しでも参考になれば幸いです。

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頭皮のイボの悩み

  頭にイボがある方はこんな悩みをもっていませんか?

・美容院に行くのが恥ずかしい

・髪を溶かす時に引っかかって痛い
・髪を洗う時に気になって思い切り洗えない

・女性の方は髪を結んで隠すのでいつも同じ髪型になる

 

実際に私はこんな風に悩んでいました。

でも、ずっと気になっていても、病院に行くのはなかなか勇気がいりますよね。

 

  私は小学校高学年くらいの時から頭のてっぺんにイボがありました。

  最初は自分では全く気づかず、たまたま休み時間に友達に髪を結んでもらっている時に「あざらしちゃんの頭に何かあるよ〜」って言われて「なんだろう?」と思って触った時にちょっとぽこっと盛り上がっているかな?といった感じでした。

  家に帰ってから何気なく母親に報告してみると、「そのうち治ると思うわよ。触るとバイキンが入って大きくなるかもしれないから触らないでね」と言われました。

 

  私自身も特に気にすることなく放置しているうちに数年が経ちました。

  ただ、今振り返ると、中学、高校、大学と年齢を重ねるに連れて、イボは小さくなるどころか少しずつ大きくなってしまいました。痛みはなく、触るとぶよぶよしました。

 

  社会人になった時には、小指の先くらいの大きさになっていて、髪を下ろした状態で座ると後ろに座った人に見られているような気がして気になりました。

 

  ちょうどこの頃、別の部位で通っていた皮膚科の医師に相談してみました。

  医師の見解では、「色素性母斑」といってほくろの一種で放っておいても大丈夫とのことでした。

  「イボを取るなら手術になるから、皮膚科じゃなくて形成外科。手術したら髪の毛が生えてこなくなるかもしれない」とも言われました。

  「手術」のワードにびびった私は、なるべくイボのことを気にしないように努めました。

 

どんどん不便を感じるようになる

  私がイボのことを忘れようとしても、イボは私のことを忘れてはくれないようでした。

そして周りの視線も感じるようになりました。

 

  夫と付き合い始めた頃、「頭のイボが気になるから、帽子をかぶったら?」と言われました。

  ショックでした。

  自分では気にしないようにしても、周りの人は気になるほど大きいのか…。

  この頃から、「いずれは手術した方がいいのかな…」と漠然と考えるようになりました。

 

 特に困ったのは、美容院で髪を切る時です。

美容院に行く度に美容師さんに「ここにイボがあるので、気をつけてください」と伝えていました。

でも、たいていの美容師さんはイボのことを忘れて髪の毛にくしをあてるんです。

自分で髪をとかすときには意識的にイボのところを避けるようにしますが、美容院ではイボの根元をクシでガリッととかされることがよくありました。

痛いし、気まずいし、その度に「もうこの美容院はやめよう」と思って美容院を変えてきました。

だんだん美容院に行くこと自体が憂鬱になり、髪が伸びてきて「そろそろ切らなきゃな〜」と思っても、なかなか足が向きませんでした。

 

 また、痛みはないものの夏場や帽子をかぶった時などはイボが熱をもってかゆくなることもありました。

そんな不快感を頭皮の一部に抱えながら日々を過ごしていました。

 

イボと向き合う決意

  わたしの場合は社会人になってから気になり始めたんですが、その後も10年近く放置していました。

  転機となったのは、結婚して、赤ちゃんができた時、心なしかイボが大きくなってる気がして、産婦人科の妊婦健診で相談した時のことです。

  私が通っていた産婦人科は総合病院だったため、担当医がその場で形成外科に紹介状を書いてくれてすぐに受診することができました。

  診察した結果、形成外科医からは「悪いものではなさそうですが、大きくなってくると邪魔になるし、万が一何かの病気だと困るので手術をすすめます」と言われました。

  私は抗生物質や痛み止めなどの影響が気になったので、産後に手術することにしました。

 

  無事に長男を出産し、産後4ヶ月がたって育児にも少し慣れてきた頃、「早くとってしまおう」と決意しました。

陣痛や出産の苦しみを乗り越えた後だったので、「出産よりも怖いものはない」という気持ちでしたし、この勢いで自分の中の膿を出し切ってしまいたい、という思いもありました。また、育休中で時間に余裕があったのも大きかったです。

 

いざ、手術

  当日は手術着に着替えて、手術室に入りました。手術台の上に横たわり、早速、頭皮に麻酔注射を打たれました。ちくりとした痛みはありましたが、手術自体はほとんど痛みはありませんでした。

1時間ほどで無事に終了。ほんと、出産に比べたらどうってことなかったです。

出産を経験して痛みに強くなったし、度胸もついた自分がいました。

 

  手術が終わって、医師が見せてくれた切除後のイボは、鏡越しに見ていたものよりも大きく、イボの中から髪の毛が生えていてちょっとグロかったです…。

 

術後の経過

  手術当日は、切除して縫った部分からしばらく出血があり、ガーゼで押さえて、処方された軟膏を塗りました。

  1週間くらいは自分で髪を洗うのはこわかったので、夫に洗ってもらっていました。患部を洗う時に痛みは全くなかったです。

  とったイボは病理にまわされましたが、検査の結果は陰性で特に問題はなかったです。最初に皮膚科で診断されたように、色素性母斑といって、ほくろの一部だと言われました。

  2週間後に抜糸しましたが、あっというまに終わって全く痛くなかったです。

 

  術後半年が経ちますが、 今では毎日とても快適です。切除した部分は、しばらくしてちゃんと髪の毛生えてきましました。

シャンプーの時にごしごし、わしゃわしゃ洗えます。普通に髪を下ろしていても問題ないし、結ぶ時もイボが隠れるように気にする必要もありません。

 

おわりに

  長年悩まされてきた頭のイボ。手術後は、まさに「長年のできものがとれた気持ち」でした。もっと早く取ってしまえばよかったなと思っています。 

とはいえ、手術ってやっぱり怖いし何かきっかけがないとなかなか踏み出せないですよね。出産を経験し方は、これを一つの機会に、今まで放置してきた自分の体のケアに専念してみるのもいいと思います。おそれていた痛みや不安をきっと乗り越えられますよ。