あざらしのおうち

1歳と0歳の男の子ママが子育てで悩んだことや体験したことを紹介

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職場で初めての育休を取得した私が、1年間の育休取得に向けて実践した3つのポイント

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こんにちは、あざらしです(=・ω・=)

 

育休が法律で義務付けられてからかなりたちますが、職場で初めての育休を申請する方もまだまだいると思います。

 

長男を妊娠した時の私もそうでした!

 

私が勤めている職場は女性の数が少なく、これまで結婚や妊娠、出産を経験した女性社員はいたものの、産休のみの取得でした。

最初は職場側から「産休だけ」と言われていたんですが、周りから「それって、おかしくない!?」と言われるうちに、自分でも意識が変わりました。

 

育休取得に向けていろいろと行動して、結果的に1年間の育休を取得しました。

 

今回は私の体験を振り返りながら、職場で初めての育休を取得する時の交渉のポイントを紹介します。これから勤務先で育休を希望する方の参考になれば幸いです。

 

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育休制度ってそもそもどんな制度?みんな取れるの?

育休は法律で認められている

 育休は、正式には「育児休業制度」と呼ばれ、育児・介護休業法で次のように規定されています。

「1歳に満たない子を養育する従業員は、男女を問わず、希望する期間、子どもを養育するために休業することができる」

つまり、会社に規定がなくても、 労働者の権利として法律で認められているんです。

会社は、従業員からの申し出を拒むことはできません。

 

育休取得のための条件

育休を取得するためには条件があり、誰でも取得できるわけではありません。

育休の対象となるのは次のような場合です。

  • 労働者
  • パートや契約社員の場合は、勤続1年以上で、子どもが1歳半に達する日までに契約が満了しないこと

 

正社員だけではなく、パートなど契約期間のある従業員でも、一定の要件を満たしていれば育児休業を取得することができます。

 

育休を取るための手続き

 まず、会社の規定を確認し、育休を取得する場合は会社にこちらから「申し出る」ことが基本です。

遅くとも休業開始1ヶ月前までに会社に「育児休業申出書」を提出します。

 

過去にも職場で育休を取得した人がいればスムーズに手続きできるかもしれませんが、前例がない場合は、こちらが黙っていても自動的に手続きしてくれるとは限りません。

 

私が実践した育休取得に向けた3つのポイント

妊娠報告と同時に育休取得を希望して根回しする

まず、職場への妊娠報告と同時に育休取得を希望していることを伝えると、職場内でも検討する時間が取れるので早めに意思を伝えることが大事です。

 

ちなみに、所属する部署では私が初めての妊娠だったので、妊娠報告も手探りの状態で進めました。

私は妊娠4週という早い時期に報告しましたが、仕事を配慮してもらえたので助かりました。

 

妊娠報告時の経験談はこちらの記事でまとめています。

 

www.azarashi-house.com

 

妊娠を上司に報告した時、産休育休について尋ねると、「産休は大丈夫だけど、育休は前例がないから難しい」と言われました。

過去に出産した先輩たちはみんな産休のみだったことや、女性が少ないという職場の雰囲気もあって、「そうだよね、仕方ないかな」と思って一度は諦めました。

 

でも、妊娠中に友人や仕事関係の人と話していて、「それっておかしくない?」と言われることが多かったんです。 

最初は産休のみのつもりでいた私ですが、周りに妊娠報告をして育休の話題になる度に、「育休をもらえないのはおかしい」と感じるになりました。

 

総務部の子どもがいる女性社員の方に相談したところ、「私は取れなかったけれど、これからは育休が当たり前の時代。できることは応援するから会社と相談してみたら」と言ってもらえました。

 

そして、社内で妊娠報告をするうちに、偶然同時期に妊娠した先輩がいたんです!

先輩とは部署は違いますが、たまにランチに行く仲だったので本当に心強かったです。

 先輩ともプレママトークをしているうちに、「育休取得に向けて頑張ってみよう」という同じ目標を持つことができました。

 

労基署に相談する

先輩と相談しながら、育休取得の情報を集めるうちに、「どうやら労基署が強い味方になってくれそう」だと知りました。

 

私は直接相談には行かなかったのですが、先輩が労基署に電話で相談して、育休に関する資料を取り寄せてくれました。

その際に、「法律で認められているから、会社に資料を渡して説明してください」と言われたそうです。

 

私と先輩がそれぞれ総務部の上司に育休取得を正式に希望したことで、会社でも職場初の育休を認める方向で検討を繰り返していました。

 

育休期間は1年間を希望する 

育休取得を希望してから、何度か総務部長や直属の上司に呼び出され、育休期間や復帰後の仕事内容の希望について聞かれました。

 

その中で、総務部長から「育休取得できる方向ですが、とりあえず半年でどうですか?」と言われました。

会社側は初めての育休に慎重な態度を示していて、「社内初の育休なので試験的に半年間で」「1年休まなきゃ困るというわけではないんだよね?」という感じでした。

 

当初は産休しか取得できないと思っていたので、正直、「十分かな」とも思いました。

でも、私にとって出産も育児も初めてのこと。休みはできるだけ長くほしい気持ちもありました。

 

  • 法律では1年間もらえることになっているのに、半年間しかもらえないというのもおかしいのでは?? 
  • 職場初の育休が半年間だと、それが「前例」としてルールになってしまうのでは?
  • 今後、妊娠出産する社員に、「なんで育休は半年しかもらえないの?」「あざらしさんの時が半年だったから」とずっと言われることになるのでは?

 

いろんなことを考えました。

やはり1年間の育休で育児に専念したい、というスタンスは変えないことにしました。

 

そこで、私が1年間の育休を希望する理由としてあげたのは、保育園です。

私が住んでいる地域は田舎なので、保育園は「選ばなければ入れる」と言われています。

ただ、保育園への送迎を考えると家や職場から近い方がいいし、ある程度評判の良いところがいいですよね。

 

そこで妊娠中に、希望の保育園に相談してみました。

うちの子は冬産まれなので、0歳児クラスの途中入園は難しいかも、と言われました。

でも0歳の4月はまだ首も据わらない時期で、預けることに抵抗があったし、せっかく半年間は育休が確約されているのに、それよりも早く預けて復帰になりかねません。

相談した時点では空きはなかったんですが、子どもが1歳の復帰時期に合わせて空きが出れば入れるように配慮してくれると言われました。

 

この話を総務に伝えたところ、無事に1年間の育休を取得することができました!

 

実際に育休を1年間取得して思うこと

 実際に育休を取得してみて、もし産休だけだったら、精神的にも体力的にもかなりきつかったと思います。

今までの職場の先輩ママたちはよく働いていたなぁ、とほんとに尊敬しています。

 

期間については、「半年でも良かったかも」と思うこともあります。

長男が生後6ヶ月の頃は、首がすわり、寝返りを打ったり、ズリバイをはじめたりした頃でした。

新生児期のような弱々しさはなく、保育園に預けても大丈夫かなという感じです。

 

ただ、生後5、6ヶ月になると離乳食も始まるので負担は増えました。

仕事復帰し、慣れない離乳食を与え、母子ともに日々慌ただしく過ごすのはできれば避けたいと感じました。

私の感想としては、法律に規定されている1年間の育休をもらえて良かったと思っています。

 

まとめ

かわいい我が子と一緒に過ごす1年間の育休期間は、とても貴重な時間です。

今、「うちの職場では前例がないから、産休だけかな?」と思ってる妊婦さん。最初からあきらめるのは早いです。

ぜひ、先輩や後輩これから育休取得する可能性のある方を巻き込んで、一度職場全体で話し合ってみてください。

今の時代は女性だけじゃなく、男性の育休も増えています。

会社への妊娠報告と同時に育休取得についても考え、労基署に相談してみてください。

あなたの行動が職場の古い体質を変えるきっかけにもなるはずです。